- チャットレディを始めたけど、開業届を出した方がいいのか迷っている
- 副業で少し稼ぐ程度でも開業届は必要なの?
- 出すと親や会社にバレるのではと不安
- 確定申告や税金の仕組みがよくわからない
チャットレディの相談で非常に多いのが「開業届を出すべきかどうか」です。
アルバイトやパートと違い、チャットレディは「業務委託」や「個人事業扱い」となるケースが多く、税金の扱いが特殊だからです。
私たちは夜職や副業の確定申告を年間600件以上サポートしており、チャットレディの税務処理にも豊富な実績があります。
この記事では「チャットレディに開業届が必要かどうか」「出した方がいい人と出さなくてもいい人の違い」「出さないリスク」「提出方法」まで徹底解説します。
チャットレディは開業届を出すべき?基本の考え方
開業届とは何か
開業届とは、個人が事業を始めたときに税務署へ提出する書類のことです。
提出することで「個人事業主」として認められ、税務処理の範囲が変わります。
チャットレディの収入区分
- 雑所得:副業で少額の場合はこちらに該当することが多い
- 事業所得:開業届を出すとこちらとして扱える
この違いによって、経費の計上や青色申告の可否が変わります。
- 本業としてチャットレディをする場合 → 開業届を出すメリット大
- 副業で月数万円程度 → 出さずに雑所得で申告してもOK
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開業届を出すメリット
青色申告ができる
開業届を出すと青色申告承認申請書の提出も可能になります。青色申告の提出により
- 最大65万円の控除(電子申告の場合)
- 赤字の繰越(3年間)
- 家族への給与を経費にできる
といった節税効果が得られます。
経費を幅広く認められる
事業所得として認められるため、経費計上の範囲が広がります。
(例:パソコン、通信費、衣装代、美容代、撮影代など)
信用面の向上
屋号で銀行口座を作れたり、事業用クレジットカードが作れることもあります。
開業届を出すデメリット
親や会社にバレる可能性
- 扶養から外れると親の税金が増えるためバレることがあります。
- 開業届自体で情報が親や会社に伝わることはありませんが、住民税で発覚するケースがあります。
雑所得より手続きが複雑
事業所得扱いにすると、帳簿付けが必須になります。
会計ソフトや税理士のサポートが必要になる場合もあります。
社会保険の切替が必要な場合がある
事業所得が増えると、夫や親の扶養から外れて国民健康保険・国民年金に加入が必要になることがあります。
開業届を出さない場合のリスク
- 無申告のまま放置すると税務署から指摘を受ける可能性がある
- 税金を正しく納めないと延滞税や加算税がかかる
- 青色申告の特典を受けられない
- 融資や審査に不利になる
チャットレディが開業届を出すべきかの判断基準
状況 | 開業届を出した方がいい | 出さなくてもよい |
---|---|---|
本業として月20万円以上稼ぐ | ○ | – |
副業で月数万円程度 | – | ○ |
経費を大きく使う(美容・機材など) | ○ | – |
青色申告の控除を受けたい | ○ | – |
手間をかけたくない | – | ○ |
開業届出の記載例
開業届の記入例は以下の通りです。
実際の記載内容は業種や事業内容によって多少異なりますが、ここでは一般的な個人事業主(チャットレディ)を想定した記載例を示します。

開業届の提出方法
提出先
- 住民登録のある住所地の税務署
提出書類
- 個人事業の開業・廃業等届出書(税務署に備付/国税庁サイトでダウンロード可能)
- マイナンバーカードまたは本人確認書類
提出期限
- 事業開始から1か月以内が目安
※遅れて提出しても罰則はありません。
提出方法
- 税務署窓口
- 郵送
- e-Tax(電子申請)
開業届と確定申告の関係
- 開業届を出していない場合でも、収入があれば確定申告は必要です。
- 開業届を出すと「事業所得」として申告でき、青色申告が可能になります。
- 出さない場合は「雑所得」として申告することになります。
チャットレディと扶養・親バレ問題
- 税法上:所得95万円を超えると扶養から外れる(2025年12月以降)
- 社会保険:年収130万円を超えると扶養から外れるケースが多い
- 開業届ではなく「住民税の通知」で親や会社にバレやすい
- 確定申告で普通徴収を選ぶことで回避可能
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実際の相談事例
- 副業で月5万円程度 → 開業届を出さず雑所得で申告 → 親バレなし
- 本業で月25万円 → 開業届を提出し青色申告 → 経費で大幅節税に成功
- 無申告で2年間放置 → 税務署から連絡 → 延滞税で数十万円の追徴
チャットレディが語る確定申告体験談 ― 税務調査で後悔し、専門税理士に依頼して安心した理由
大阪でチャットレディとして本業で活動している28歳女性が、税務調査をきっかけに確定申告の大切さを痛感した実体験を語ります。
3年間の無申告で想定外の納税を迫られた後、夜職に特化した税理士に依頼することで安心して確定申告を終えることができました。
開業届を出した方がいい人/出さなくてもいい人まとめ
- 本業でやるなら出した方がいい
- 副業程度なら出さなくても大きな問題はない
- バレるリスクは開業届ではなく住民税や扶養にある
まとめ
チャットレディに開業届が必要かどうかは、収入の規模と目的次第 です。
- 本業で月20万円以上稼ぐ → 出すべき
- 副業で少額 → 出さなくてもOK
- 青色申告を使って節税したい → 出した方が有利
開業届そのものが親や会社に伝わることはありません。
弊社は年間600件以上のチャットレディ・夜職申告をサポートしており、開業届を出すべきかの判断や申告方法までサポート可能です。
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FAQ(よくある質問10選)
- チャットレディは必ず開業届を出さないといけませんか?
いいえ。副業程度なら出さなくても問題ありません。
- 開業届を出さないと違法ですか?
罰則はありません。ただし確定申告は必要です。
- 開業届を出すと親にバレますか?
開業届自体ではバレません。バレる原因は住民税です。
- 扶養内で働けますか?
所得95万円以内なら扶養内に収まります(2025年12月以降)。
- 青色申告をするにはどうすればいいですか?
開業届と一緒に青色申告承認申請書を提出します。
- 確定申告で雑所得と事業所得はどう違いますか?
経費計上や控除額が異なり、事業所得の方が節税効果が大きいです。
- 開業届を遅れて出しても大丈夫?
はい。罰則はありません。
- 会社員でも開業届を出せますか?
可能です。副業として届け出ることもできます。
- 開業届を出すと社会保険はどうなりますか?
年収130万円を超えると扶養から外れ、国民健康保険に切替が必要です。
- 税理士に相談するメリットは?
バレない申告方法や節税対策を提案してもらえます。
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