キャストの皆様へ

「扶養内だからキャバクラ副業の収入は申告しなくても大丈夫」と思っていませんか?

実はそれ、大きな誤解です。

キャバクラの報酬は、お店側で 10.21%の源泉徴収 をしているケースが多いため、「すでに税金を払っているから安心」と考えがちです。

しかし、実際には昼職の給与と合算して 確定申告をしないと税金計算が正しくならず、場合によっては還付のチャンスを逃すことになります。

さらに、申告を怠ると 会社バレ・親バレ・結婚後の発覚リスク が高まります。

本記事では「扶養とキャバクラ副業の関係」を、2025年12月以降の改正内容を踏まえてわかりやすく解説します。

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1. 扶養の基準(2025年12月改正後)

税法上の扶養(所得税)

  • 所得が58万円~ 95万円以下なら扶養内
  • これを超えると親や配偶者の扶養控除から外れる

住民税の扶養

  • 所得が43万円以下なら非課税
  • 超えると住民税が課税され、親や夫の住民税通知に反映される

社会保険の扶養

  • 年収130万円未満(被扶養者の場合)であれば扶養内
  • 超えると国保・国民年金に自分で加入する必要がある

このように、扶養の判定基準は所得税・住民税・社会保険でそれぞれ異なる点に注意してください。

2. キャバクラ収入の特徴

キャバクラ報酬は10.21%の源泉徴収がありますが、これはあくまで仮の税額です。

確定申告をすれば基礎控除や経費を反映でき、多くの場合払いすぎた税金が還付されます。

  • 多くのお店が 源泉徴収(10.21%) を実施
  • ただしこれは「仮払い」であり、必ずしも正しい税額ではない
  • 確定申告をすれば、基礎控除や経費が反映されて 払いすぎた税金が還付されることが多い

キャバクラ副業をしている方は、「確定申告=納税」ではなく「還付を受け取る手続き」と捉えるのが正解です。

3. 扶養とキャバクラ副業の関係

所得税の扶養

  • 所得58万円~ 95万円以下なら扶養内
  • 経費(ドレス・美容費・交通費など)を計上すれば、所得を圧縮できる

住民税

  • 所得43万円以下なら非課税
  • 少しでも超えると課税対象 → 住民税通知が親や夫に届くため、身バレのリスクが高まる

社会保険

  • 年収130万円を超えると扶養を外れ、自分で加入が必要
  • 国保・年金の負担が増えるため、手取りが大幅に減る可能性あり

扶養基準を把握した上で、経費整理で所得をコントロールするのが実務的なポイントです。

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銀座ラウンジ副業で月収30万円 ― 無申告3年で税務調査、300万円を支払った会社員女性の体験談

 平日は会社員として勤務しながら、副業で銀座のラウンジに勤めていた女性に税務調査が入りました。
毎月30万円、多い月には100万円を超える副業収入を無申告にしていた結果、2022〜2024年の3年分で約300万円を追徴課税
 銀行口座やクレジットカードの利用履歴まで税務署に把握されていたことに衝撃を受け、「会社バレ」の不安を強く感じたと語ります。

 現在は税理士に依頼し、住民税を自分で納付することで会社に知られず安心して申告を継続。副業をしている方に向けて「放置せず、専門家に相談することが一番の自衛」と呼びかけています。

4. 無申告のリスク

「源泉徴収があるから大丈夫」と思って無申告にすると、追徴課税や延滞税を課され、過去5年分遡って請求される恐れがあります。

  • 無申告加算税(10〜30%)
  • 延滞税(最大14.6%)
  • 重加算税(35〜40%)
  • 税務署は過去5年分を遡って請求可能

源泉徴収済みでも確定申告しなければ、還付を逃すだけでなく調査リスクが増大します。

還付を逃すだけでなく、調査対象になりかねません。

5. 会社バレのリスク

会社員にとって最も現実的なリスクは「会社に副業が知られること」です。

住民税の通知や税額の不一致がきっかけでバレるケースが多いです。

原因① 住民税通知

  • 確定申告で副業分を合算 → 住民税額が増える → 会社に通知され、人事・経理に不審がられる

原因② 給与と住民税の不一致

  • 本業の給与に比べて住民税が高額 → 副業を疑われる

原因③ 社内規程

  • 副業禁止規程がある会社では、発覚すると懲戒処分の可能性もある
対策

確定申告時に 住民税を「普通徴収」 に切り替え、自分で納付する

6. 身内バレのリスク

親や配偶者にバレるのは「扶養控除から外れた通知」や「税務署からの書類」が原因です。

結婚後も過去分を遡って請求されることがあるので注意が必要です。

親バレ

  • 扶養控除から外れた通知が親に届く

婚約者・配偶者にバレるケース

  • 無申告だと税務署が5年遡って請求
  • 結婚後に追徴課税 → 「隠していた副業」がバレてトラブル化

「過去は働いていたけどもう辞めた」では済みません。

調査は退職後・結婚後でも行われ、請求書は家庭に届きます。

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7. 確定申告をするメリット

確定申告は納税だけでなく「お金が戻る」チャンスであり、同時に会社バレ・親バレのリスクを下げ、将来の安心につながります。

  • 払いすぎた税金の還付
  • 経費を計上できる(衣装・美容費・交通費など)
  • 会社バレ・親バレのリスクを軽減
  • 結婚後のトラブルを防げる

8. 確定申告の流れ

  1. キャバクラからの源泉徴収票や支払明細を集める
  2. 昼職の源泉徴収票を用意
  3. 経費を整理(衣装・美容・交通費など)
  4. e-Taxや税務署で確定申告書を作成
  5. 税額を納付、または還付を受ける

書類と経費の整理さえできていれば、申告作業は難しくありません。

入力は手順通りで進められ、結果として還付を受け取れる可能性も高まります。

大切なのは事前に準備を整え、スムーズに申告できる状態にしておくことです。

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9. まとめ

キャバクラ副業は源泉徴収があるから安心と思われがちですが、確定申告をしなければ還付を逃すだけでなく、会社や家族にバレるリスクもあります。

  • キャバクラ副業は源泉徴収されているが、確定申告は必須
  • 扶養判定基準は「所得税58万・95万・住民税43万・社会保険130万」
  • 無申告は追徴課税だけでなく 会社バレ・身内バレ・結婚後バレ のリスク
  • 申告をすることで 還付金を受けられる可能性が高い
  • 将来の安心を守るためにも、早めの対応が大切
キャストの皆様へ

確定申告は単なる「義務」ではなく、自分の安心と信頼を守るための大切なプロセスです。

正しく手続きを行うことで、払いすぎた税金を取り戻すチャンスになり、家族や会社に無用な心配をかけるリスクを避けることができます。

10. FAQ(よくある質問)

扶養内なら確定申告は不要ですか?

いいえ、所得税は不要でも、住民税申告は必要なケースがあります。

キャバクラの報酬は給与所得ですか?

いいえ、お店から源泉徴収されますが、事業所得または雑所得として扱われます。

所得95万円以内なら安心ですか?

いいえ、税法上の扶養には入れますが、住民税や社会保険では別基準があります。

無申告はバレますか?

はい。支払調書や銀行記録から簡単に把握されます。

扶養から外れたらどうなりますか?

親や夫の税負担が増え、自分は国保・年金に加入が必要です。

還付金はどれくらい戻りますか?

所得や経費次第ですが、数万円〜十数万円戻るケースも珍しくありません。

結婚後に過去の副業がバレることはありますか?

はい、あります。税務署は5年遡れるため、結婚後に通知が届き配偶者に発覚するケースも。

経費にできるものは何がありますか?

衣装・美容費・交通費・通信費など。業務関連性が必要です。

会社に副業がバレない方法は何がありますか?

住民税を普通徴収に切り替えるのが有効です。

税理士に依頼するメリットは何ですか?

還付を最大化でき、会社・身内バレ対策までサポートしてくれます。