- 風俗で働いていて「確定申告って必要なの？」と悩んでいる
- 収入の多くが日払いや手渡しで、証明できる書類がなくて不安
- 税務署にバレたらどうなるのか知りたい
こうした不安は風俗で働く女性に共通するものです。
お金の受け取り方が特殊で、店舗から源泉徴収票が発行されないことも多いため「必要書類が分からない」という声を多くいただきます。
私たちは夜職・風俗に特化した税理士事務所として、年間600件以上の確定申告をサポートしています。
キャバクラ、デリヘル、ソープ、出稼ぎなど幅広い形態に対応し、トラブルや追加課税を避ける方法を実務経験からお伝えしてきました。
この記事では、風俗嬢が確定申告を行う際に必要な書類と準備方法を具体的に解説します。
記事を読めば、必要な書類がすべて分かり、安心して税務署対応ができるようになります。
ぜひ最後までお読みください。
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1. 風俗嬢に確定申告が必要な理由
風俗嬢の収入は、多くが 現金日払い・手渡し です。
そのため「税務署にはバレない」と誤解する方が多いですが、実際には店舗が税務署に調書を提出しているケースがあり、税務署は収入を把握できる立場にあります。
また、住民税や所得税の控除額を超えれば必ず申告が必要になります。
2025年12月の税制改正により、所得税の基礎控除は95万円に引き上げられますが、住民税は43万円のままです。
少額だからといって安心して無申告にしてしまうと、税務署からの呼び出しや追加課税につながるリスクが高まります。
2. 風俗嬢の確定申告に必要な7つの書類
申告に必要な書類は次のとおりです。
| 書類名 | 書類名 | 必要性 | 必要性 |
|---|---|---|---|
| 給与明細・支払明細 | 店舗 | 収入計上に必須 | 日払いでも必ず記録を残す |
| 通帳コピー・入金履歴 | 自分の銀行 | 収入計上に必須 | 手渡し収入はメモで補完 |
| 領収書・レシート | 美容院・衣装購入 | 経費計上に必須 | プライベート利用分と区別 |
| 交通費記録 | ICカード・タクシー領収書 | 経費計上に有効 | 出勤や同伴の移動も対象 |
| マイナンバーカード | 市区町村 | 提出に必要 | e-Tax利用時に必須 |
| 保険料控除証明書 | 保険会社 | 控除を受ける場合必須 | 年末送付あり |
| 医療費・生命保険控除書類 | 医療機関・保険会社 | 控除を受ける場合 | 他の所得と合算可能 |
これらを揃えることで、収入の証拠や経費の裏付けを税務署に示すことができます。
3. 帳簿や記録の必要性
風俗嬢は給与扱いではなく「事業所得」とみなされるケースが多いため、帳簿や収支記録が必要になります。
- 売上帳：日ごとの収入を記録
- 経費帳：領収書と一緒に整理
- ノートやExcelで十分：形式は問われない
- 証拠がなければ経費否認される可能性あり
記録を残すだけで税務調査の際に有利になります。
4. 所得要件と課税ライン
| 区分 | 所得税 | 住民税 |
|---|---|---|
| 基礎控除 | 950,000円 | 430,000円 |
| 給与所得控除 | 650,000円（給与のみ） | 650,000円 |
| 非課税ライン | 95万円以下は不要 | 45万円超で必要 |
風俗嬢は給与ではなく事業所得に該当するため、給与所得控除は使えません。
5. 確定申告の流れ
- 必要書類を揃える
- 収入と経費を集計
- 確定申告書を作成（国税庁HPやe-Tax）
- 税務署に提出
- 納税または還付を受ける
期限は翌年の2月16日～3月15日です。遅れると無申告加算税（10～30％）や延滞税が発生します。
6. 風俗嬢がよくある誤解とリスク
- 「日払い現金はバレない」 → 店舗が調書を提出する場合あり
- 「短期の出稼ぎだから大丈夫」 → 短期間でも所得45万円を超えれば申告必要
- 「友達が申告していないから平気」 → 税務署は個別に判断し、比較は意味がない
申告しないリスクは、ペナルティや調査による追徴課税です。
7. FAQ（初心者向け10問）
- 少額収入でも確定申告は必要？
所得が45万円を超えれば必要です。
- 手渡し分はどう証明する？
日付と金額をメモし、ノートや携帯アプリで記録しましょう。
- 日払いで明細が出ないときは？
出勤日記録や入金メモを残しておくことが重要です。
- 美容代や衣装代は経費になる？
仕事に必要な範囲は経費計上可能です。
- マイナンバーカードがなくても申告できる？
通知カード＋本人確認書類で可能です。
- 出稼ぎ分も申告が必要？
県外で得た収入も合算して申告が必要です。
- 確定申告をしないとどうなる？
無申告加算税や延滞税が課されます。
- 住民税はどう払う？
市区町村から届く納付書で支払います。
- 医療費控除は使える？
他の所得と合算して利用可能です。
- 確定申告書はどこでもらえる？
税務署または国税庁HPから入手できます。
8. FAQ（実務的10問）
- 風俗収入は給与？事業所得？
多くは事業所得に分類されます。
- 同伴・アフターの飲食代は経費？
接客目的なら経費計上可能です。
- ホテル代は経費？
風俗での仕事の場合経費となります。プライベートの場合は原則不可です。
- 車のガソリン代は経費？
出勤や送迎目的なら経費計上可能です。
- 家賃の一部は経費になる？
衣装保管や準備スペースとして使用すれば按分可能です。
- 複数店舗勤務の収入は合算？
はい、全て合算して申告が必要です。
- 控除証明書が届かない場合は？
保険会社等に再発行を依頼してください。
- 修正申告はどうする？
税務署に修正申告書を提出し、追加納税します。
- 無申告加算税は何％？
原則10％～最大30％です。
- 税務調査で指摘されやすい点は？
売上の過少申告と経費の水増しです。
9. まとめ
風俗嬢が確定申告を行うには、給与明細・通帳コピー・領収書・マイナンバーカード など7つの必要書類を揃えることが不可欠です。
2025年以降は所得税の基礎控除が95万円に改正されますが、住民税は43万円のままです。
無申告はペナルティや調査リスクにつながりますが、書類を揃えれば安心して対応できます。
今すぐ収入記録と領収書を整理しましょう
不安があれば、風俗業界に詳しい税理士に相談するのが最善です
