夜職で働く女性から、こうした相談を多く受けます。

この記事では、夜職専門の税理士が、
キャバ嬢の税金の仕組みから、「どれくらい納税しなければいけないのか」「確定申告をしないとどうなるのか」までを、初心者にもわかりやすく解説します。

1. キャバ嬢の報酬は「給与」ではなく「報酬」

お店からもらうお金を“給料”と思っている人が多いですが、実際は次のように扱われます👇

区分	内容	税法上の扱い
一般会社員	雇用契約で働く	給与所得（年末調整あり）
キャバ嬢	業務委託契約で働く	事業所得または雑所得（確定申告必要）

お店は「報酬支払い」として源泉徴収（10.21％）を行いますが、これはあくまで仮の税金であり、「最終的な納税」は自分で確定申告して精算します。

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2. どのくらい稼いだら納税が必要？

✅ 所得税・住民税のライン

所得税・住民税ともに、所得（＝収入−経費）が一定額を超えると申告義務が発生します。

区分	申告が必要になる所得額	補足
所得税	95万円超	2025年以降の税制改正反映
住民税	45万円超	基礎控除43万円を考慮
副業キャバ嬢（会社員）	所得20万円超	所得税の特例対象（住民税は要申告）

3. 納税額の目安

「いくらくらい納税しなければならないのか？」
という疑問に対して、ざっくりした目安を示すと次の通りです👇

年間所得（経費差引後）	所得税＋住民税の合計目安	備考
50万円	約2〜3万円	ほぼ最低ライン
100万円	約10万円前後	軽めの納税負担
200万円	約30万円前後	所得税＋住民税が約15％前後
300万円	約60万円前後	所得税＋住民税が約20％程度

4. 源泉徴収がある＝納税済みではない

キャバクラから受け取る報酬明細に「源泉10.21％」と記載されていることがあります。

状況	申告時の結果
源泉徴収されたが経費も多い	税金を払いすぎており還付される
源泉徴収されたが収入が多い	追加納税が発生
源泉徴収なし	確定申告で全額納付が必要

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5. 納税をしないとどうなる？

特に、キャバクラや風俗店は「支払調書」が税務署に提出されています。

税務署側は「誰がいくら受け取ったか」をすでに把握しています。

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6. 確定申告の流れを完全解説【キャバ嬢向け】

キャバ嬢の場合、確定申告は“税金を新しく払う手続き”というよりも、「1年間の収入と経費を整理して、正しい税金を確定させる作業」です。

実際の流れをステップごとに整理すると、次の通りです👇

✅ ステップ①：年間の収入を整理する

LINE PAY・PayPay・現金支給など、非銀行口座の報酬も含めるのがポイントです。

確認すべきもの	内容
お店の報酬明細	売上・同伴・指名・歩合など
支払調書	税務署提出用に発行される報酬明細
振込履歴	銀行口座・電子送金記録
現金支給	メモ・店からのLINE記録などでもOK

✅ ステップ②：経費をまとめる

ドレス・美容・タクシー代など、キャバ嬢特有の経費は多く、きちんと整理することで納税額を半分近く減らせることもあります。

主な経費項目	内容	証拠の残し方
ドレス・衣装	出勤用・同伴用の服	レシート・購入履歴
美容・ヘアメイク	出勤前の準備	サロン明細・予約履歴
ネイル・まつエク	印象管理のため	領収書・アプリ履歴
タクシー代・交通費	出勤やアフター移動	経路メモを残す
香水・コスメ	業務上必要な身だしなみ	クレカ明細で代替可

✅ ステップ③：所得（もうけ）を計算する

例）年間収入300万円 − 経費120万円 ＝ 所得180万円

所得金額を出したら、そこに「基礎控除」や「社会保険料控除」などが適用され、最終的な課税所得（＝税金計算の対象）が決まります。

✅ ステップ④：申告書を作成する

確定申告書は、税務署の窓口でも入手できますが、最近はパソコン・スマホからも簡単に作成できます。

方法	概要	メリット
e-Tax（電子申告）	国税庁の公式サイトで作成・送信	自宅で完結・24時間対応
税務署窓口	紙の申告書を記入して提出	職員に質問しながら確認できる
税理士依頼	全工程を代理で実施	ミスなし・節税も可能

✅ ステップ⑤：税金を納付する

確定申告で「納める税額」が決まったら、以下のいずれかの方法で納付します👇

納付方法	内容
銀行・ATM払い	納付書を持参して支払い
クレジットカード納付	e-Tax画面から決済可能
口座振替	事前登録で自動引き落とし
コンビニ納付	バーコード付き納付書で簡単

✅ ステップ⑥：住民税の納付

所得税の申告後、6月頃に市区町村から住民税の納付書が届きます。

✅ ステップ⑦：還付がある場合は入金を待つ

源泉徴収されていた人や経費が多かった人は、確定申告後1〜2ヶ月で指定口座に還付金が振り込まれます。

✅ ステップ⑧：翌年のために記録を残す

次年度の青色申告や扶養・ローン申請時に使えるため、データでも紙でもきちんと整理しておきましょう。

💡 まとめ：キャバ嬢の確定申告は「準備→整理→提出」の3ステップ

ステップ	内容	目的
準備	収入・経費・書類を集める	把握・整理
整理	経費・所得・控除を計算	節税効果
提出	確定申告書を提出	納税・還付

✅ 弊社ならこの工程を“すべて代行”

「書類を集める時間もない」「税金の仕組みが苦手」そんな方のために、弊社では以下をすべてワンストップで代行しています👇

7. 経費で節税するポイント

経費項目	内容	注意点
ドレス・下着	接客用の衣装	プライベート利用は除外
美容院・ネイル・エステ	接客準備として必要	領収書・レシート保管
タクシー代・交通費	出勤や同伴移動	経路メモを残す
宣材写真・香水	イメージ維持	証拠を残すことが重要

領収書をなくしても、支払い履歴（通帳・クレカ明細）があれば認められるケースがあります。

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8. 白色申告・青色申告どちらが良い？

区分	白色申告	青色申告
特徴	簡単・控除なし	手間あり・控除最大65万円
向き	初心者・副業	継続的に稼ぐキャバ嬢
節税効果	少	大
帳簿	単式簿記	複式簿記が必要

9. 弊社に丸投げすれば納税まで完全サポート

確定申告や納税の準備は、忙しいキャバ嬢にとって大きな負担です。

サービス内容	内容
申告書作成	所得税・住民税すべて対応
経費仕訳	税務署が認める形で最適化
普通徴収設定	会社・家族にバレないよう対応
e-Tax提出	電子申告完全代行
税務調査対応	追加費用なしでサポート

費用は8.8万円〜16.5万円（税込）。

節税効果や還付を考慮すれば、実質負担はゼロ〜プラスになるケースが多いです。

10. まとめ｜キャバ嬢も納税すれば“安心して働ける”