• 確定申告をしていない年があり、無申告加算税がいくらになるか不安
  • 今から自分で申告すると、かえって目をつけられない?
  • 税務調査の連絡が来てからでも間に合う?

確定申告をしていない夜職・副業の皆様が、まず気になるのがこの3つです。

無申告加算税は、本来の税金とは別に、ペナルティとして上乗せされる税金です。「いつ申告したか」で割合が大きく変わります。

私たちは夜職・副業に特化した税理士事務所として、毎年800件以上の確定申告をサポートしています。

この記事では、無申告加算税の割合、計算例、5%で済む条件、延滞税や重加算税との違いを順番に解説します。

結論:税務調査の通知が来る前に、自分から申告すれば5%で済みます。調査の通知のあとは10%、調査で指摘されると15%(金額が大きい部分は20〜30%)に上がります。

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無申告加算税の割合の早見表

この記事の答え(無申告加算税の割合)
いつ申告したか無申告加算税の割合
税務調査の通知が来る前に、自分から期限後申告5%
調査の通知が来た後〜調査で指摘される前10%(50万円を超える部分15%、300万円を超える部分25%)
調査で指摘された後・税務署が税額を決めた後15%(50万円を超える部分20%、300万円を超える部分30%)

令和6年1月1日以後に申告期限が来るもの(令和5年分以降)の割合です。前年・前々年にも無申告加算税などがかかっていると、さらに10%上乗せされます。

1. 無申告加算税とは

無申告加算税は、期限までに確定申告をしなかった人が、期限を過ぎてから申告したときや、税務署に税金を決められたときにかかる税金です。本来の税金(本税)に、上の割合をかけて計算します。

「罰としてのお金」と思われがちですが、刑事罰ではなく、行政上のペナルティとして上乗せされる税金です。

無申告加算税は、自分で計算して申告書に書くものではありません。期限後の申告書を出したあと、税務署から金額の通知が届き、それに従って納めます。本税は申告と一緒に納め、加算税はあとから届く通知で納める、と覚えておきましょう。

無申告加算税の割合の段階の図。税務調査の通知の前に自分から申告すれば5%、調査の通知のあとは10%(50万円を超える部分15%、300万円を超える部分25%)、調査で指摘されたあとは15%(50万円を超える部分20%、300万円を超える部分30%)
申告していなかった人が払うもの
  • 本税:本来納めるはずだった所得税
  • 無申告加算税:期限後に申告したことへのペナルティ(5〜30%)
  • 延滞税:納める日が遅れた日数に応じて、利息のようにかかる(令和8年は年2.8%、2か月を過ぎると年9.1%)。詳しくは延滞税とは|令和8年の割合と計算のしかた

ポイント:無申告加算税は「いつ申告したか」で決まります。迷っている間に調査の通知が来ると、割合が上がります。

2. 計算例:本税が30万円・100万円の場合

上の割合を使った目安です。調査の通知の後や調査で指摘された後は、50万円を超える部分の割合が上がるので、分けて計算します。

本来の税金(本税)自分から申告(5%)調査の通知の後調査で指摘された後
30万円1万5,000円3万円(10%)4万5,000円(15%)
100万円5万円12万5,000円(50万円まで10%・超える部分15%)17万5,000円(50万円まで15%・超える部分20%)

金額は目安です。実際の計算には端数の扱いなどの細かい決まりがあります。また、無申告加算税とは別に延滞税もかかります。

無申告加算税の計算例の図。本税30万円なら、自分から申告で1万5,000円、調査の通知のあとは3万円、調査で指摘されたあとは4万5,000円。本税100万円なら、自分から申告で5万円、通知のあとは12万5,000円、指摘されたあとは17万5,000円(目安)

ポイント:本税100万円なら、自分から申告すれば5万円、調査で指摘されると17万5,000円。早く動くほど差が大きくなります。

3. 5%で済ませるには?今からやること

無申告加算税を5%で済ませるために今からやることの図。申告していない年の1年分の収入を集める、経費を合計する、古い年から順番に確定申告書を作る、e-Taxや郵送で提出する、本税と無申告加算税・延滞税を納める(一度に払えないときは早めに税務署に相談)
  1. 申告していない年の、1年分(1〜12月)の収入を集める(明細・振込の記録・手渡しのメモ)
  2. 経費のレシートや領収書を集めて合計する
  3. 古い年から順番に、確定申告書を作る(国税庁の「確定申告書等作成コーナー」でも作れる)
  4. e-Tax・郵送・税務署への持参のどれかで提出する
  5. 本税と無申告加算税・延滞税を納める(一度に払えないときは、早めに税務署に相談)

税務署から「お尋ね」の文書が届いた段階は、まだ税務調査の通知ではありません。届いたら早めに申告を進めましょう。対応のしかたは税務署から「お尋ね」が届いたらで解説しています。

何年分もたまっている人も、1年分ずつ整理すれば大丈夫です。夜職の収入は手渡しも多いので、明細・振込の記録・メモから集計します。

4. 期限後申告とは

期限後申告は、申告期限を過ぎてから出す確定申告のことです。申告書の書き方や出し方は、期限内の申告と同じです。期限を過ぎたからといって、申告ができなくなるわけではありません。

期限内の申告期限後申告
申告書同じ同じ(国税庁の作成コーナーでも作れる)
無申告加算税かからない自分から出せば5%(調査の通知の後は10%〜、指摘された後は15%〜)
延滞税納める期限までに納めればかからない遅れた日数に応じてかかる

期限:令和8年分(2026年の所得)は2027年2月16日〜3月15日。税金を納める期限も3月15日です。

令和8年分の期限を過ぎてしまったら、その時点で一日でも早く出すのが基本です。過去の年の分も同じように、気づいた時点で順番に出していきます。

ポイント:期限を過ぎても申告はできます。「もう遅い」と放っておくのが、いちばん負担を大きくします。

5. 延滞税・重加算税との違い

税金どんなときにかかる割合(目安)
無申告加算税期限を過ぎて申告したとき・税務署に決められたとき5〜30%
延滞税納める日が遅れたとき令和8年は年2.8%(2か月を過ぎると年9.1%)
重加算税収入をわざと隠したと判断されたとき無申告なら40%、過少申告なら35%

わざと隠したと判断されると、無申告加算税より重い重加算税になります。どんな時に重加算税になるかは重加算税とは|40%になるのはどんな時?で解説しています。

申告していなかった人にかかる税金の図。無申告加算税は期限を過ぎて申告したときなどに5〜30%、延滞税は納める日が遅れたときに令和8年は年2.8%(2か月後は年9.1%)、重加算税はわざと隠したと判断されたときに無申告40%・過少申告35%

6. 夜職で無申告になりやすい理由

  • お店から源泉徴収票が出ないので、申告が必要だと気づきにくい
  • 手渡しの報酬は記録が残らないと思い込みやすい
  • 「副業なら20万円まで申告しなくていい」のルールを、本業の人も同じだと思っている
  • 住民税の申告まで気が回らない
申告していないことが分かる主な仕組み
  • お店の支払記録(お店に税務調査が入ったときに確認される)
  • 銀行振込の記録(税務署は金融機関に入出金を照会できる)
  • 収入に見合わない生活や買い物、貯金
  • 知人などからの情報提供(国税庁のサイトから誰でも送れる)

期限後に申告すると、所得税だけでなく、住民税や国民健康保険の保険料もあとから計算し直されます。まとめて請求が来ることもあるので、納める分のお金も早めに見ておきましょう。

夜職の報酬は、業務委託なら事業所得(副業で小さければ雑所得)です。本業なら所得104万円(令和8年分)を超えると確定申告が必要です。申告していないと分かる仕組みは確定申告してないとバレる?でも解説しています。

7. 夜taxのお客様の声と解説動画

実際に夜taxへご相談いただいたお客様の声や、確定申告の仕組みを解説した動画です。

【実話】無申告3年分をまとめて提出したキャバ嬢の話

申告していなかった3年分を、まとめて申告したキャストの実話です。

確定申告の不安を解消!お客様のリアルな声

確定申告の不安を相談してから、安心できるまでの流れをお客様が話しています。

8. 無申告加算税 よくある質問

無申告加算税はいくらかかる?

税務調査の通知の前に自分から申告すれば5%です。調査の通知の後は10%、調査で指摘されると15%で、金額が大きい部分はさらに上がります(最大30%)。

自分から申告すると、目をつけられる?

自分から申告することで、割合を5%に抑えられます。申告しないままにしておく方が、あとで調査を受けたときの負担が大きくなります。

何年分さかのぼって申告すればいい?

申告していない年の分を、古い年から順番に申告します。何年分が必要かは状況によって違うので、税理士に相談しましょう。

税金が0円でも無申告加算税はかかる?

本来の税金(本税)に割合をかけるので、納める税金がなければかかりません。源泉徴収で払いすぎている人は、申告すると戻ることもあります。

延滞税もかかる?

納める日が遅れた分、延滞税もかかります。令和8年の割合は、2か月までは年2.8%、2か月を過ぎると年9.1%です。

調査の通知の後に申告したら?

10%になります(50万円を超える部分は15%、300万円を超える部分は25%)。それでも、調査で指摘される前に申告した方が割合は低くなります。

前にも無申告加算税を払ったことがある

前年・前々年にも無申告加算税などがかかっていると、さらに10%上乗せされます。

重加算税になるのはどんなとき?

収入をわざと隠した、偽ったと判断されたときです。無申告なら40%になります。

一度に払えないときは?

まずは申告を済ませ、税務署に早めに相談しましょう。払えないまま放っておくと、延滞税が増えていきます。

自分で申告するのが不安。任せられる?

夜taxは夜職専門の税理士事務所で、申告していなかった年の分もまとめてお任せいただけます。全国対応で、LINEから相談できます。

9. まとめ

無申告加算税は、税務調査の通知の前に自分から申告すれば5%。調査の通知の後は10%、指摘されると15〜30%に上がります。

本税・無申告加算税・延滞税の3つを合わせて考え、少しでも早く申告することが一番の節約です。

何年分もたまっている人も、1年分ずつ整理すれば大丈夫です。

申告していない年があれば、今すぐ記録を集め始めましょう

不安がある場合は、夜職に詳しい税理士に相談しましょう