• 税務調査で追徴課税と言われた。全部でいくら払うの?
  • 「税務調査が来たら人生終わり」って本当?
  • 払えなかったらどうなるの?

追徴課税は、ひとつの税金の名前ではありません。足りなかった税金(本税)に、加算税と延滞税が加わった合計のことを、まとめてこう呼んでいます。この記事は、キャバクラ・ホステス・風俗・チャットレディなどの夜職や、副業で働く人に向けて書いています。

何がいくらかかるのか分からないまま不安になる人がたくさんいます。しくみを知れば、いくらになりそうか、どうすれば小さくできるかが見えてきます。

私たちは夜職・副業に特化した税理士事務所として、毎年800件以上の確定申告をサポートしています。税務調査や、申告していなかった方の対応も行っています。

この記事では、追徴課税の中身、計算の例、払えないときの相談先、今からできる対策を解説します。

結論:追徴課税は本税+加算税+延滞税です。申告していなかった場合、税務署から連絡が来る前に自分から申告すれば、無申告加算税は5%で済みます。

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追徴課税の中身(早見表)

この記事の答え(追徴課税の中身)
追徴課税の中身割合・決まり
本税(足りなかった税金)本来納めるはずだった税金
無申告加算税(自分から期限後申告)5%
無申告加算税(調査で指摘された後)15%(50万円を超える部分20%、300万円を超える部分30%)
過少申告加算税申告はしたが、税金が少なかったとき
重加算税(わざと隠したと判断されたとき)無申告なら40%、過少申告なら35%
延滞税(納めるのが遅れた日数に応じて)令和8年は年2.8%、2か月を過ぎると年9.1%

前年・前々年にも無申告加算税などがかかっていると、さらに10%上乗せされます。

1. 追徴課税とは

税務調査などで申告の間違いや申告もれが見つかると、足りなかった税金に加えて、ペナルティとしての加算税と、遅れた日数分の延滞税を納めます。この合計を「追徴課税」と呼びます。

追徴課税の中身の図。本税(本来納めるはずだった税金)と加算税(申告しなかった・少なく申告したことへのペナルティ)と延滞税(納めるのが遅れたことへの利息にあたるお金)の合計が追徴課税
何のためのお金か
本税本来納めるはずだった税金
加算税申告しなかった・少なく申告したことへのペナルティ
延滞税納めるのが遅れたことへの、利息にあたるお金

ポイント:加算税と延滞税は「罰」ではなく、ペナルティと利息にあたるお金。早く申告して早く納めるほど小さくなります。

2. 追徴課税はいくら?計算の例

申告していなかった場合(本税30万円)

いつ申告したか加算税本税と合わせて
税務署から連絡が来る前に自分から1万5,000円(5%)31万5,000円+延滞税
税務調査で指摘された後4万5,000円(15%)34万5,000円+延滞税
わざと隠したと判断された12万円(重加算税40%)42万円+延滞税

申告していなかった場合(本税100万円・調査で指摘された後)

50万円までは15%、50万円を超える部分は20%なので、50万円×15%+50万円×20%=17万5,000円の無申告加算税がかかります。本税と合わせて117万5,000円+延滞税です。

本税30万円を申告していなかったときの本税と加算税の合計の棒の図。連絡が来る前に自分から申告すれば31万5,000円、税務調査で指摘された後は34万5,000円、わざと隠したと判断されると42万円(重加算税40%)。このほかに延滞税がかかる

延滞税は、納める期限から実際に納めた日までの日数で決まります。令和8年は年2.8%、2か月を過ぎると年9.1%です。計算には細かい決まりがあるので、ここでの金額は目安です。くわしくは延滞税とはを見てください。

加算税ごとのくわしい説明は無申告加算税とは・重加算税とはで解説しています。

3. 税務調査で人生終わり?

「税務調査が来たら人生終わり」という言葉を見かけますが、多くの場合、足りない税金と加算税・延滞税を納めれば終わります。生活が立ち行かなくなるかどうかは、金額と、どう対応するかで変わります。

重くなりやすいこと軽くできること
収入を隠す・うそを答える(重加算税)事実どおりに答える
連絡を無視する連絡が来たら日程を決めて、書類をそろえる
申告していない年をそのままにする連絡が来る前に自分から申告する(無申告加算税は5%)
追徴課税が重くなりやすいことと軽くできることの図。収入を隠す・うそを答える、連絡を無視する、申告していない年をそのままにすると重くなりやすい。事実どおりに答える、日程を決めて書類をそろえる、連絡が来る前に自分から申告(無申告加算税5%)で軽くできる

税務調査の流れは個人の税務調査とは?でくわしく解説しています。

4. 追徴課税を払えないときは

一度に納めるのが難しいときは、そのままにせず、税務署に相談しましょう。納め方について相談に乗ってもらえることがあります。

  1. 通知や納付書の金額と期限を確かめる
  2. 一度に納められるか、手元のお金を確かめる
  3. 難しいときは、期限の前に税務署に相談する
  4. 相談で決まった方法で、確実に納める

放っておくと延滞税が増え続けます。早めに相談するほど、選べる方法が増えます。

税金の納め方の種類と、払えないときの相談のしかたは、確定申告の税金の納め方で解説しています。

5. 追徴課税を小さくするために今からできること

  1. 申告していない年がある人は、連絡が来る前に自分から申告する(無申告加算税は5%)
  2. 売上と経費の記録、領収書、通帳を残す(経費を説明できると、本税も正しく小さくなる)
  3. 税務調査の連絡が来たら、無視せず、事実どおりに対応する
  4. 一人で不安なときは、税理士に相談・立ち会いを頼む

申告していない人は確定申告しないとどうなる?、夜職の人は夜職の税務調査と、無申告がバレる仕組みもあわせて読んでください。

期限:令和8年分(2026年の所得)は2027年2月16日〜3月15日。税金を納める期限も3月15日です。

6. 夜taxのお客様の声と解説動画

実際に夜taxへご相談いただいたお客様の声や、確定申告の仕組みを解説した動画です。

【実話】無申告3年分をまとめて提出したキャバ嬢の話

申告していなかった3年分を、まとめて申告したキャストの実話です。

【実話】申告してても税務調査が来た…!

申告をしていても税務調査が来た、キャストの先輩の実話です。

7. 追徴課税 よくある質問

追徴課税とは?

税務調査などで見つかった、足りない税金(本税)に、加算税と延滞税が加わった合計のことです。

追徴課税はいくら?

本税に、無申告加算税(自分から申告なら5%・調査の後は15〜30%)や重加算税(無申告なら40%)、延滞税が加わります。

本税30万円だといくら?

自分から申告すれば加算税は1万5,000円、調査で指摘された後は4万5,000円、わざと隠したと判断されると12万円です。これに延滞税が加わります。

延滞税はいくら?

令和8年は年2.8%、2か月を過ぎると年9.1%で、遅れた日数に応じてかかります。

過少申告加算税とは?

申告はしたものの、税金が少なかったときにかかる加算税です。わざと隠したと判断されると、重加算税(過少申告なら35%)になります。

税務調査で人生終わり?

多くの場合、足りない税金と加算税・延滞税を納めれば終わります。事実どおりに対応することが大切です。

追徴課税を払えないときは?

そのままにせず、期限の前に税務署に相談しましょう。放っておくと延滞税が増えます。

追徴課税を小さくするには?

連絡が来る前に自分から申告すること、経費の記録を残すこと、事実どおりに対応することです。

前にも加算税がかかったことがある

前年・前々年にも無申告加算税などがかかっていると、さらに10%上乗せされます。

追徴課税の相談はできる?

夜taxは夜職・副業に特化した税理士事務所で、税務調査や追徴課税のご相談もお受けしています。全国対応で、LINEから相談できます。

8. まとめ

追徴課税は本税+加算税+延滞税。申告していなかった場合、自分から申告すれば無申告加算税は5%、調査で指摘されると15〜30%、わざと隠すと重加算税40%です。

「人生終わり」になるかは、金額と対応しだいです。事実どおりに答え、払えないときは早めに税務署に相談しましょう。

申告していない年がある人は、連絡が来る前に自分から申告するのが、追徴課税をいちばん小さくする方法です。

申告していない年がないか確かめましょう

税務調査や追徴課税が不安な人は、早めに税理士に相談しましょう