- 個人事業主の経費って、どこまで認められるの?
- 家賃やスマホ代は、仕事にも使っているけど経費にできる?
- 服や美容代は経費になる?
経費にできるかどうかは、「その仕事のためにかかった費用か」で決まります。金額の上限があるわけではありませんが、説明できないものは認められにくくなります。この記事は、キャバクラ・ホステス・風俗・チャットレディなどの夜職や、副業で働く人に向けて書いています。
私たちは夜職・副業に特化した税理士事務所として、毎年800件以上の確定申告をサポートしています。経費のご相談は特に多い分野です。
この記事では、経費の考え方、按分のしかた、領収書の残し方、業種別の例を解説します。
経費になる・ならないの早見表
| 分け方 | 例 |
|---|---|
| 経費にできる(仕事のためだけに使う) | 仕事用の道具・仕事の交通費・仕事の通信費・仕事の場所代 |
| 仕事に使った割合だけ経費(按分) | 自宅の家賃・スマホ代・ネット代・車 |
| 経費にしにくい(私的な費用) | ふだんの食費・私服・家族の分・プライベートの旅行 |
迷ったら、「税務署に聞かれたときに、仕事のためだと説明できるか」で考えましょう。
1. 経費の考え方:3つの問い
- その費用は、仕事(売上)のためにかかったか
- 何のための出費か、記録(領収書・メモ)で説明できるか
- プライベートの分が混ざっていれば、分けているか
この3つに答えられれば、経費として説明しやすくなります。金額が大きいかどうかより、仕事との関係が説明できるかが大切です。

売上から経費を引いた金額が「所得」です。所得と収入の違いは所得とは?収入との違いで解説しています。




2. 按分(仕事とプライベートの両方に使うもの)
自宅の家賃やスマホ代のように、仕事とプライベートの両方に使うものは、仕事に使った割合だけを経費にします。
| 費用 | 按分の考え方の例 |
|---|---|
| 自宅の家賃 | 仕事に使っている部屋の広さや時間で分ける |
| スマホ代・ネット代 | 仕事に使っている時間や通信の割合で分ける |
| 車・ガソリン代 | 仕事で走った距離の割合で分ける |

3. 領収書・レシートの残し方
| ポイント | 理由 |
|---|---|
| 領収書・レシートは捨てずに残す | 経費の証拠になる |
| 何のための出費かメモする | あとで見ても仕事との関係が分かる |
| カードの明細・振込の記録も残す | 領収書がもらえない支払いの手がかりになる |
| 仕事用の口座・カードを分ける | 私的な支払いと混ざらない |

確定申告で用意するものは確定申告の必要書類にまとめています。
青色申告の届出をしていない白色申告の人も、帳簿と領収書を残す決まりがあります。白色申告のやり方は白色申告とは?で解説しています。
4. 夜職・業種別の経費の例
業種によって、経費にできるものが違います。自分の仕事の記事もあわせて読んでみてください。
ドレスや衣装、ヘアメイク、お客様への営業のための費用などは、仕事との関係を説明できれば経費にできることがあります。私服やふだんの美容は、仕事と私的な部分の線引きが大切です。
経費を引いたあとの所得で、税金がどう決まるかはチャットレディの税金はいくら?で、チャットレディを例に解説しています。
5. 経費を入れすぎたらどうなる?
仕事と関係のない費用を経費にしていると、税務調査で否認され、足りなかった税金に加算税と延滞税がかかります。わざと私的な費用を経費にしたと判断されると、重加算税(過少申告なら35%)になることがあります。
税務調査の流れは個人の税務調査とは?で解説しています。帳簿をきちんと付けて青色申告をすると、条件しだいで青色申告特別控除(最高65万円)も使えます。くわしくは夜職の青色申告と白色申告を見てください。
業務委託で働く人の申告の流れは業務委託の確定申告で解説しています。
期限:令和8年分(2026年の所得)は2027年2月16日〜3月15日。税金を納める期限も3月15日です。
7. 夜taxのお客様の声と解説動画
実際に夜taxへご相談いただいたお客様の声や、確定申告の仕組みを解説した動画です。
確定申告で税金が返ってくる理由
確定申告をすると、払いすぎた税金が戻ってくることがある理由を解説した動画です。
確定申告で安心を手に入れたお客様のリアルな声
夜職で働くお客様が、確定申告を夜taxに任せて安心できるまでの体験談です。
8. 個人事業主の経費 よくある質問
- 個人事業主の経費はどこまで?
その仕事のためにかかった費用です。仕事とプライベートの両方に使うものは、仕事に使った割合だけを経費にします。
- 経費に上限はある?
決まった上限はありません。仕事との関係を説明できるかが大切です。
- 自宅の家賃は経費になる?
仕事に使っている部分の割合だけ経費にできます。割合の根拠をメモしておきましょう。
- スマホ代は経費になる?
仕事に使った割合だけ経費にできます。
- 服や美容代は経費になる?
仕事のためだと説明できるもの(衣装など)は経費にできることがあります。私服やふだんの美容は経費にしにくいです。
- 食費は経費になる?
ふだんの食費は経費になりません。仕事の打ち合わせなど、仕事との関係が説明できるものは別です。
- 領収書がないと経費にできない?
領収書がない支払いも、カードの明細や振込の記録、メモで説明できれば経費にできることがあります。
- 経費を入れすぎたらどうなる?
税務調査で否認され、加算税と延滞税がかかることがあります。
- 業種ごとの経費は?
キャバ・ホステス・風俗・メンエス・チャットレディなど、業種別の記事で例を紹介しています。
- 個人事業主の経費、ぶっちゃけ何割?
決まった割合はありません。経費は「売上の何割」ではなく、仕事に使ったかどうかで決まります。仕事とプライベートの両方に使うものは、使った時間や広さなどで仕事の分を分けます(按分)。
- 経費の相談はできる?
夜taxは夜職・副業に特化した税理士事務所で、経費のご相談もお受けしています。全国対応で、LINEから相談できます。
9. まとめ
経費に決まった上限はありません。大切なのは、仕事との関係を説明できる記録を残すことです。
入れすぎると税務調査で否認され、加算税がかかることがあります。迷ったら税理士に相談しましょう。
領収書と、何のための出費かのメモを残しましょう
夜職・副業の経費は、夜職に詳しい税理士に相談すると安心です

