- 帳簿って、何をどう書けばいいの?
- 白色申告でも帳簿はいる?
- 日払いや手渡しの報酬は、どう記録する?
個人事業主は、売上や経費を帳簿に記録して、確定申告のもとにします。帳簿というと難しく聞こえますが、基本は「いつ・だれから(だれに)・何で・いくら」を書くだけです。
私たちは夜職・副業に特化した税理士事務所として、毎年800件以上の確定申告をサポートしています。「帳簿をつけていなかった」という方のご相談も多くお受けしています。
この記事では、帳簿に書くこと、白色申告と青色申告の帳簿の違い、夜職の人の記帳のしかた、続けるコツを解説します。
帳簿に書くこと(早見表)
| 書くこと | 例 |
|---|---|
| 日付 | お金が入った日・払った日 |
| 相手 | お店の名前・買ったお店 |
| 内容 | 報酬(日払い)・ドレスのクリーニング代など |
| 金額 | 売上は入ってきた額、経費は払った額 |
売上と経費を分けて書いておくと、確定申告のときに「売上−経費=所得」をすぐ計算できます。

1. 白色申告でも帳簿は必要
| 白色申告 | 青色申告 | |
|---|---|---|
| 帳簿をつける決まり | ある | ある |
| 帳簿の形 | 収入と経費を書く簡単な帳簿でよい | 最高65万円の控除には複式簿記の帳簿 |
| 青色申告特別控除 | なし | 最高65万円(条件により55万円・10万円) |
青色申告と白色申告の違いは夜職の青色申告と白色申告、個人事業主の始め方は夜職で個人事業主になるには?でくわしく解説しています。
白色申告そのもののやり方(収支内訳書の作り方など)は、白色申告とは?で解説しています。
2. 帳簿のつけ方:4つの手順

- 仕事用の口座・カードを決めて、私的なお金と分ける
- 売上(報酬)を、もらった日ごとに書く(明細・精算書を残す)
- 経費を、払った日ごとに書く(領収書・レシートを残す)
- 月に1回、売上と経費の合計を出す
帳簿の例(たとえの金額)
| 日付 | 内容 | 売上 | 経費 |
|---|---|---|---|
| 11月1日 | お店A 報酬(日払い) | 30,000円 | |
| 11月2日 | 営業用の名刺の印刷代 | 3,000円 | |
| 11月3日 | ドレスのクリーニング代 | 2,000円 | |
| 11月5日 | お店A 報酬(源泉徴収 4,594円) | 50,000円 |
源泉徴収された報酬は、差し引かれる前の金額と、差し引かれた税金を分けて書いておくと、確定申告で税金を精算しやすくなります。
3. 夜職の人の記帳のしかた
| よくあること | 記帳のしかた |
|---|---|
| 日払い・手渡しで明細がない | もらった日に、金額とお店の名前をメモやスマホに残す |
| 源泉徴収されている | 差し引かれる前の報酬と、差し引かれた税金を分けて書く |
| 複数のお店で働いている | お店ごとに分けて書く |
| 現金で経費を払った | レシートをもらい、何のための出費かメモする |
夜職の経費は個人事業主の経費はどこまで?、手渡しの報酬の集め方は確定申告の必要書類、源泉徴収の仕組みはキャバ嬢・ホステスの源泉徴収の仕組みで解説しています。
4. 帳簿は何でつける?
| 道具 | 向いている人 | 気をつけること |
|---|---|---|
| ノート(手書き) | 記録する数が少ない人 | 合計の計算をまちがえやすい |
| エクセル・スプレッドシート | パソコンやスマホに慣れている人 | 消えないように保存しておく |
| 会計ソフト・アプリ | 青色申告で複式簿記の帳簿をつけたい人 | 口座やカードの明細を取り込めるものが多い |

5. 帳簿を続けるコツ
- 毎日でなくてよい。週に1回など、決まった日にまとめて書く
- レシートは月ごとに封筒やファイルに分けて入れる
- 仕事用の口座を作り、売上の振込と経費の支払いをまとめる
- わからない出費は、とりあえずメモして税理士に聞く
帳簿があると、税務調査で聞かれても説明しやすくなります。調査の流れは個人の税務調査とは?で解説しています。
1年分をためてしまった人や、申告していない年がある人は、確定申告しないとどうなる?もあわせて読んでください。帳簿づくりから税理士に頼むこともできます。
期限:令和8年分(2026年の所得)は2027年2月16日〜3月15日。税金を納める期限も3月15日です。
6. 夜taxのお客様の声と解説動画
実際に夜taxへご相談いただいたお客様の声や、確定申告の仕組みを解説した動画です。
漫画でわかるナイトワークの確定申告
ナイトワークの確定申告の流れを、短い漫画で解説した動画です。
確定申告で安心を手に入れたお客様のリアルな声
夜職で働くお客様が、確定申告を夜taxに任せて安心できるまでの体験談です。
7. 帳簿のつけ方 よくある質問
- 個人事業主は帳簿をつけないといけない?
はい。白色申告の人も、帳簿をつける決まりがあります。
- 帳簿には何を書く?
日付・相手・内容・金額です。売上と経費を分けて書きます。
- 白色申告の帳簿は簡単でいい?
収入と経費を記録する簡単な形でかまいません。
- 青色申告の帳簿は?
最高65万円の控除を受けるには、複式簿記の帳簿が必要です。
- 手渡しの報酬はどう記録する?
もらった日に、金額とお店の名前をメモしておきましょう。
- 源泉徴収されている報酬は?
差し引かれる前の金額と、差し引かれた税金を分けて書きます。
- エクセルでもいい?
かまいません。続けられる方法で記録しましょう。
- 1年分ためてしまった
明細・振込の記録・レシートから、月ごとにまとめ直しましょう。むずかしいときは税理士に相談してください。
- 帳簿がないと税務調査でどうなる?
売上や経費を説明しにくくなり、経費が認められないことがあります。
- 夜taxに相談できる?
夜taxは夜職・副業に特化した税理士事務所で、帳簿や確定申告のご相談もお受けしています。全国対応で、LINEから相談できます。
8. まとめ
青色申告で最高65万円の控除を受けるには、複式簿記の帳簿が必要です。
毎日でなくてよいので、決まった日にまとめて書き、領収書と明細を残しましょう。
仕事用の口座を作ると、帳簿がぐっと楽になります
夜職の帳簿や申告は、夜職に詳しい税理士に相談すると安心です

